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音大に入学するには 第2回

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他学部の受験とは何かと違う音大の受験。前回に引き続き、東京音楽大学准教授の小高明子先生に、音大の選び方、受験を乗り切るための親の心構えなど、音大受験のために知っておきたい基礎知識を伺いました。

  1. 音大の選び方
  2. 費用、親の心構え
  3. 小高明子先生プロフィール

音大の選び方

国公立で音楽学部を設置している大学は、東京芸術大学、愛知県立芸術大学、京都市立芸術大学、沖縄県立芸術大学の4大学です。他は私立大学になります。

それぞれに特徴があり、学科もさまざまなので、自分に合った大学をじっくり選ぶのが大切です。

現在教わっている先生に関係する音大へ入学を希望するのであれば、そのままその先生のアドバイスを受ければ良いと思います。

しかしそうでない場合は、遅くとも高校3年時には希望する大学の先生にレッスンを受けるようにしましょう。

もし志望校が絞りきれないのであれば、各音大で行われる夏期講習や冬期講習を利用するのも手です。

講習会に参加することでその学校の雰囲気もわかりますし、自分に合った音大を見つけるきっかけになると思います。

今ではピアノだけでも、クラシックはもちろんポピュラーやジャズ科もあります。

とても多様化しているので、早い時期からの情報収集はとても大切といえるでしょう。
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費用、親の心構え

子どもが音大を受験するためには、親の協力も重要になってきます。

音楽の勉強は思いのほか体力が必要なもの。

そのため、3度の食事の管理はぜひしっかりやっていただきたいと思います。

また、音大受験のためには少なからずお金もかかってきます。

多くのお子さんが受験のために、音大の先生にレッスンを受けに行くことも多いからです。

音大はほとんどといっていいほど東京に集中しているので、地方に住んでいれば上京までの交通費もばかにはなりません。

また入学した後は、楽器が演奏できる(ピアノ科であればグランドピアノが置ける)部屋に入居する必要が出てきます。

このようなマンションは音大の近くにはたくさんありますが、家賃は他の学生マンションに比べるとどうしても高くなってしまします。

このように何かと親の金銭的負担がかかるのが現状ですが、例えば住まいは音大の学生寮にするなど工夫できることもたくさんあります。

地方に住んでいるのなら、音大の先生と連携のとれる地元の先生に教われば、上京する回数も減らすことが可能でしょう。

今では、定期的に地方での出張レッスンをしている先生もいるので、調べてみるのもお薦めです。

また音大が主催する地方での模擬レッスンも増えてきているので、利用するのもいいですね。
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小高明子先生プロフィール

静岡県浜松市出身。桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。桐朋学園子供のための音楽教室助手。南青山幼児音楽研究所講師を経て、現在東京音楽大学および付属音楽教室、付属高校の准教授を務める。全日本ピアノ指導者協会、日本ピアノ教育連盟、日本演奏連盟会員。数々のコンクールの審査員を務めるかたわら、各地で行っているアドヴァイスレッスンは高評を博している。
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次回配信:6月26日(木)


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