意美音メルマガVol.53
生誕100年 イタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティ

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ルキノ・ヴィスコンティ
- ベニスに死す
- ルートヴィヒ

NHK-BS2で7作品を放送!


ルキノ・ヴィスコンティ

こんにちは。映画音楽の巨匠最終回はルキノ・ヴィスコンティです。

若い方にはあまりなじみのない名前かも知れませんが、監督作品である「郵便配達は二度ベルを鳴らす」や「ベニスに死す」などのタイトルは聞いたことがあると思います。

今日は11月2日。ヴィスコンティは、存命ならば今年で100歳の誕生日なのです。

映像美学にこだわったヴィスコンティは、映画音楽にクラシックを多く用いました。

その中から特に有名な2作品を紹介します。
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●ベニスに死す(1971年)

病を癒すためにベネチアのホテルに滞在する、初老の作曲家グスタフ・フォン・アッシェンバッハ。

彼は同じホテルに滞在するポーランド人の美しい少年タジオに強い官能の誘惑を感じてしまいます。

アッシェンバッハのモデルは作曲家のグスタフ・マーラー。挿入歌でも彼の曲を用いています。

マーラーの「交響曲第5番第4楽章アダージェット」は、人気のなくなった海辺で少年の面影を思い浮かべながら息絶えていくアッシェンバッッハの壮麗な死の儀式を奏でています。
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●ルートヴィヒ〜神々の黄昏〜(1972年)

ルートヴィヒ2世の生涯を描く壮大なドラマ。

19歳でバイエルン国王となったルードヴィヒ2世は、作曲家ワーグナーに心酔して国費をつぎ込んでしまいます。

後に、オーストリアとの戦いに敗れ、ワーグナーにも裏切られたルードヴィヒは、失意のどん底に突き落とされて突如謎の死を遂げることに・・・。

この映画でもワーグナーの歌曲が多く採用されています。「タンホイザー」「ローエングリン」「トリスタンとイゾルデ」。

特にトリスタンとイゾルデの愛の調べは、見る者の情感を盛り上げます。
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NHK-BS2で7作品を放送!

ヴィスコンティ生誕100年を記念して、11月20日〜30日にかけてNHK-BS2で7作品を放送します。

デビュー作「郵便配達は2度ベルを鳴らす」から晩年の「ルードヴィヒ」まで、巨匠の多彩な作風を網羅できる充実のラインナップのようです。

秋の夜長、ヴィスコンティの耽美で絢爛豪華な世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
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次号は、11月16日(木)配信の予定です。

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