意美音ﾒﾙﾏｶﾞVol.3
永遠の探しものは「ヘビメタバラ―ド」

　その曲を聴くと、その時のシーンがよみがえる。歌にはそんな力がありますよね。

私の場合それは学生時代、バンドマンの彼の車で聴いた１曲でした。はっきり言って音楽の趣味は彼とは違っていたから「新しいＣＤ買ったんだ」の言葉に期待はしていなかった。

誇らしげなＣＤから流れてきたのは好きではない海外のヘビメタ。「なーんだっ」と聞き流していた１２曲目に耳を疑った。繊細で寂しげなそのバラードには歌詞がなく、聞こえてくるのはギターだけ。さらにピックの音に混じり弾き手の呼吸までもが聞こえてきそうにリアルでセクシー。さらに気持ちを後押しするように車窓から見えた見事な満月が今も忘れられないでいます。

その後、彼とは別れ、曲名もアーチスト名も分からずじまい。
いつしかその曲の存在も忘れかけていたある年、にぎわうショッピング街のどこからか、あの曲が流れてきたです。
歌の出どころを探すため周辺を歩いたけれどすでに歌が終了。それ以来いまも分らないでいます。
夜空が美しいこれからの季節、見事な満月をみると無性にあの曲が聴きたくなってしまいます。
みなさんにも、そんな特別な曲がありますよね？
美しい秋の夜長にこっそりと、思いでの場面に帰ってみませんか？

意美音ﾒﾙﾏｶﾞVol.3永遠の探しものは「ヘビメタバラ―ド」

意美音ﾒﾙﾏｶﾞVol.3
永遠の探しものは「ヘビメタバラ―ド」