意美音メルマガVol.15
忘れかけていた日本の礼儀作法&和楽器あれこれ(1)

こんにちは、やっと春らしくなってきましたね。
今号からの新企画は、春といえば出会いと別れ。日本人の原点である和の心で、忘れがちな日本的作法を再認識し、シーズンを迎えようという初心回帰的な企画です。全6回に渡ってお送りします。

<内容>
和楽器・・・三味線
作法・・・割り箸の扱い、お酌

「三味線」とは、長い棹(さお)と箱型の四角い胴部に、3本の弦を張り、イチョウ型の撥(ばち)で音を奏でる弦楽器です。

ギターと同じように、弦を左手で押さえて演奏しますが、ここに三味線と、ほか弦楽器との大きな違いがあります。
ギターの棹には「フレット」という突起がありますが、三味線にはそれがありません!三味線は、棹にある「勘所(かんどころ)」というツボを押さえて音を出します。しかし、棹にツボの印は一切なく、読んで字のごとく、勘で覚えるしかないのです。

さらに三味線には、当初楽譜がありませんでした。ですから曲を覚える時は、音色を言葉に表わした「口三味線(くちじゃみせん)」という独特な方法を用いました。三味線の音色を「チン・トン・シャン」といいますが、それも口三味線からきています。

三味線は、大きく3つの音楽に分けられます。
1つめは、歌舞伎や文楽などの劇場音楽
2つめは、宴席などで小唄や端唄を演奏する室内音楽
3つめは、民謡や郷土芸能などの音楽
※近年は、ロックバンドとのセッションなど、新しい三味線の世界が開花しています。

春は歓送迎会シーズン。「どんちゃん騒ぎ」もいいですが、マナー知らずではイメージダウンです。あなたはマナーに自信ありますか? チェックしてみましょう! ちなみに「どんちゃん騒ぎ」の「ドン」とは太鼓、「チャン」は三味線のことなんですよ。

◇割り箸の扱い
・箸を立てて左右に割るのはダメ。箸を胸元辺りで横にして、上下に割ること。
・食事の途中で箸を置く時は箸置きに。箸置きがない場合は、箸袋を折って即席の箸置きをつくる。
・食事後は、箸袋の中に箸をしまい、箸先側の端を1/3ほど折る。

◇お酌
・お酌は必ず両手で。右手でお酒を持ち左手も軽くお酒に添える。
・相手の杯にカチンと当ててはいけない。
・溢れんばかりのサービスはよくない。
・お酌を受ける場合も、右手で持って左手を添えるのがベスト。

★次号の配信日は、4月7日(木)です。

◎意美音スプリングキャンペーン実施。是非ご友人にご紹介下さい!詳細はホームページで。

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