意美音メルマガVol.36
氷の妖精にエールを込めて

こんにちは、ごきげんいかがですか?

いよいよ始まった冬季オリンピック。応援、盛り上がっていますか?とりわけ今年は、代表選考から大注目の「フィギュアスケート」には、目が離せませんね。

栄光の切符を手にした、村主章枝(すぐりふみえ)さん、荒川静香さん、安藤美姫さんの3選手うち、荒川・安藤の両選手が、前号で触れたトリノゆかりの作曲家・プッチーニのオペラをフリーの演技曲に選びました。

荒川選手は、開会式でパバロッティも歌った「トゥ-ランドット」、安藤選手は「蝶々夫人」。異なる個性を持つプッチーニの傑作をどう料理するのか?今から楽しみで仕方ありません。

ところでみなさんは、この2作品をどのくらいご存じですか?主人公の気持ちを理解しながら観戦できたら、フィギュアスケートを数倍楽しく見ることができるはずです。

それならば、という事で今号は、プッチーニの2作品を、各選手の見どころと合わせて紹介します。


作品と見どころ

トゥ-ランドット
荒川選手

蝶々夫人
安藤選手

村主選手

日程


トゥ-ランドット
舞台◇中国・北京

皇帝の娘・トゥ-ランドット姫と結婚するには、姫が出す3つのナゾを解くのが条件。もし解けない場合は容赦なく処刑を下すという、氷の心を持つ姫だった。

ある時、美しい姫の美貌に心奪われた男がナゾ解きに挑戦し見事に解く。それでも結婚を拒んだ姫に対し、男は姫にナゾをぶつける。

慌てた姫は、ナゾを解くまでは「誰も寝てはならぬ」との命令を出し、さらに男のお伴を巻き込んで反撃するも、かえって2人の絆の深さを知る結果に。

そこで男は、油断した姫にキスをし、姫の氷の心が溶けていく。というロマンチックな愛の物語。
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荒川選手の見どころ

ダイナミックな演技と高い技術力が持ち味の荒川選手は、ロマンチックな愛をどう表現するのでしょうか?

状態を大きく反らせたまま横に滑る「イナバウア-」や、完成度で勝負する「3連続ジャンプ」は、どの場面で登場するのでしょう。

2004年の世界選手権を制した縁起の良い曲で、気分良く舞って欲しいものです。
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蝶々夫人(マダムバタフライ)
舞台◇日本・長崎

アメリカ海軍士官と芸者・蝶々さんが結婚。けれど真剣なのは夫人の方だけ。夫は最初から、祖国に戻って結婚をする予定だった。

そうとも知らず蝶々さんは、夫は仕事でアメリカに行っていると信じ、誕生した男の子を抱えて待ち続け、3年が経っていた。

ある日、蝶々さんの前に仲介人と見知らぬアメリカ女性の姿が。

それを見てすべてを察した蝶々さんは、アメリカ人女性に子供を託し、屏風の影で自刀してしまう。という実に悲しい物語。
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安藤選手の見どころ

元気でハツラツな印象から、大人の女性の魅力も見え隠れする安藤選手は、この悲しい結末をどう表現するのでしょうか?

世界でただ1人成功した「4回転ジャンプ」。ぜひ決めて欲しいですね。

満足の演技に喜ぶ、最高のミキティースマイルが見たいものです。
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村主選手の見どころ

ベテランの村主選手は、「ラフマニノフ・ピアノ協奏曲」を選曲。女優とも呼ばれる抜群の演技力で、観客をグイグイと「村主ワールド」に引き込みます。

美しくも繊細な表現力は、ピアノ演奏ともピッタリ。予期せぬ故障から復帰した強い精神力も大きな力に。
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フィギュアスケート3人の活躍をテレビで観戦しよう!

フィギュアスケート女子シングルフリー
2月24日(金)AM3:00〜
演技を見るまでは「誰も寝てはならぬ」ぞよ!
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◇今号の意美音はいかがでしたか?
次号の配信日は、3月2日(木)です。
皆様からのご意見・ご感想をお待ちしております。
info@imion.jp


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