意美音メルマガ79
天璋院篤姫とピアノの関係とは

バックナンバーはこちら


Vol.79 メニュー

こんにちは。今回は2007年最後の配信です。

天璋院篤姫

日本では

ヨーロッパでは

ピアノの変革

意美音まめ知識


天璋院篤姫

2008年NHK大河ドラマの主役は、波瀾万丈の人生を送った「天璋院篤姫」。

島津家の藩主斉彬養女の篤姫は、徳川13代将軍家定の正室になりますが、わずか1年で落飾。

その後は大奥を統べ、明治維新の動乱の中、徳川宗家そして日本のために力を尽くしました。
戻る


日本では

天璋院篤姫は、1836年生まれ。そのころの音楽といえば地唄や長唄、浄瑠璃、箏曲などです。

この頃、オランダから長崎に軍医として赴任していたシーボルトが、日本にピアノを持ち込んでいたらしく、彼の手書きの採譜メモなどが残っています。

当時、何人かの日本人がシーボルトの演奏を聴いたかも知れないですね。
戻る

ヨーロッパでは

篤姫が生きた1836年から1883年、ヨーロッパでは「ロマン派」が展開していました。

シューベルトやメンデルスゾーン、ショパン、シューマン、ワーグナーなど、多くの作曲家が現れる中、特に同世代を生きたのが、フランツ・リスト(1811〜1886)とヨハネス・ブラームス(1833〜1897)です。
戻る

ピアノの変革

この頃、ピアノに大きな変革がおとずれています。

ピアノは1709年にイタリアのハープシコード製作者バルトロメオ・クリストフォリによって発明されました。この当時のピアノの音域は4から5オクターブが一般的。

それから改良を重ね、ハイドンやモーツァルトの時代は5から5オクターブ半に、ショパンの時代は6と4分の3オクターブ(82鍵)と発達しました。

そしてリストたちの時代に、音域が7と4分の1オクターブ(88鍵)になり、楽器としても飛躍的に改善されました。

篤姫が生きた時代・・・それは作曲家がピアノのために曲を作る時代の始まりでもあったのですね。
戻る

意美音まめ知識

『ブラーヴォ!』の正しい使い方

ガラコンサートとは、何かを記念にして特別に行われる音楽会のこと。

演奏が終わった瞬間、客席から飛ぶ「ブラーヴォ!」の声。名演を讃えるこのかけ声は、一層興奮をかき立てますね。

しかし、このかけ声、女性の演奏者にも使っていませんか?

「bravo」はいうまでもなくイタリア語。「上手な」「優れた」という意味の形容詞です。

英語にはありませんが、イタリア語には男性名詞・女性名詞があり、それにつく形容詞も変化します。また単数か複数かによっても変化するのです。

男性名詞は「bravo」、女性名詞は「brava」なので、プリマドンナには「ブラーヴァ!」と声を掛けるのが正しいのですね。ちなみに複数形は「bravi」。合唱団やオーケストラに「ヴラーヴィ!」と言ってみましょう。
戻る


今年最後の内容はいかがでしたか?

2008年1月17日(木) みなさま良いお年を!

あなたからのご意見・ご感想・リクエストをお待ちしております。
info@imion.jp


1〜 11〜 21〜

31〜 41〜 51〜

61〜 71〜 81〜

91〜 101〜

BOTTOM


Vol.1 (2004.10.28)

Vol.2 (2004.11.4)

Vol.3 (2004.11.11)

Vol.4 (2004.11.18)

Vol.5 (2004.11.25)

Vol.6 (2004.12.2)

Vol.7 (2004.12.9)

Vol.8 (2004.12.16)

Vol.9 (2004.12.23)

Vol.10 (2005.1.13)

TOPへ

Vol.11 (2005.1.27)

Vol.12 (2005.2.10)

Vol.13 (2005.2.24)

Vol.14 (2005.3.10)

Vol.15 (2005.3.24)

Vol.16 (2005.4.7)

Vol.17 (2005.4.21)

Vol.18 (2005.5.19)

Vol.19 (2005.6.2)

Vol.20 (2005.6.16)

TOPへ

Vol.21 (2005.6.30)

Vol.22 (2005.7.14)

Vol.23 (2005.7.28)

Vol.24 (2005.8.11)

Vol.25 (2005.9.1)

Vol.26 (2005.9.15)

Vol.27 (2005.9.29)

Vol.28 (2005.10.13)

Vol.29 (2005.10.27)

Vol.30 (2005.11.10)

TOPへ

Vol.31 (2005.11.24)

Vol.32 (2005.12.8)

Vol.33 (2005.12.22)

Vol.34 (2006.1.19)

Vol.35 (2006.2.2)

Vol.36 (2006.2.16)

Vol.37 (2006.3.2)

Vol.38 (2006.3.16)

Vol.39 (2006.3.30)

Vol.40 (2006.4.13)

TOPへ

Vol.41 (2006.4.27)

Vol.42 (2006.5.25)

Vol.43 (2006.6.8)

Vol.44 (2006.6.22)

Vol.45 (2006.7.6)

Vol.46 (2006.7.20)

Vol.47 (2006.8.3)

Vol.48 (2006.8.24)

Vol.49 (2006.9.7)

Vol.50 (2006.9.21)

TOPへ

Vol.51 (2006.10.5)

Vol.52 (2006.10.19)

Vol.53 (2006.11.2)

Vol.54 (2006.11.16)

Vol.55 (2006.11.30)

Vol.56 (2006.12.14)

Vol.57 (2007.1.18)

Vol.58 (2007.2.1)

Vol.59 (2007.2.15)

Vol.60 (2007.3.1)

TOPへ

Vol.61 (2007.3.15)

Vol.62 (2007.3.29)

Vol.63 (2007.4.12)

Vol.64 (2007.4.26)

Vol.65 (2007.5.17)

Vol.66 (2007.5.31)

Vol.67 (2007.6.15)

Vol.68 (2007.6.28)

Vol.69 (2007.7.12)

Vol.70 (2007.7.26)

TOPへ

Vol.71 (2007.8.9)

Vol.72 (2007.8.30)

Vol.73 (2007.9.27)

Vol.74 (2007.10.12)

Vol.75 (2007.10.25)

Vol.76 (2007.11.8)

Vol.77 (2007.11.22)

Vol.78 (2007.12.6)

Vol.79 (2007.12.20)

Vol.80 (2008.1.17)

TOPへ

Vol.81 (2008.1.31)

Vol.82 (2008.2.14)

Vol.83 (2008.3.6)

Vol.84 (2008.3.20)

Vol.85 (2008.4.3)

Vol.86 (2008.4.17)

Vol.87 (2008.5.15)

Vol.88 (2008.5.29)

Vol.89 (2008.6.12)

Vol.90 (2008.6.26)

TOPへ

Vol.91 (2008.7.11)

Vol.92 (2008.7.24)

Vol.93 (2008.8.28)

Vol.94 (2008.9.11)

Vol.95 (2008.10.9)

Vol.96 (2008.10.23)

Vol.97 (2008.11.6)

Vol.98 (2008.12.4)

Vol.99 (2008.12.18)

Vol.100 (2009.1.22)

TOPへ

配信予定は予告なく変更する場合があります。

無断複写・転載禁止
バックナンバー
発行 河合楽器製作所