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 こんにちは。あと2か月もするとカワイ音楽コンクールの予選会が
 始まりますね。コンクールというと、「敷居が高い」と考えがちで
 すが、「どういうものかよくいわからない」という人も多いので
 は。そこで今回は、河合楽器製作所音楽教育部教育指導課の遠山眞
 理さんに、コンクールとはどういうもの?心構えは?などについて
 伺いました。



 自分に合ったコンクールにチャレンジ
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 コンクールというと、「よほどうまい人だけのもの」と思ってしま
 うかも知れませんが、カワイコンクールでは「音楽教育の一貫」と
 捉えています。ある程度勉強が進んだら、自分に合ったコンクール
 を捜してチャレンジしてみるといいでしょう。


 例えばピアノだと、「深く興味を持ちだしたころ」がコンクールに
 出る目安となります。また、教師が「深く興味を持たせたい」と考
 えたときに、その生徒に出場を促すこともあります。



 集中した時間を持つことに
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 コンクールに出るとなると、1曲を掘り下げて勉強することになり
 ます。楽曲の特長を捉えた演奏をするために、作曲家の生きた時代
 やその人自身を深く知ることも大切になってくるのです。その時代
 の舞曲のステップを踏んでみるなど、ただ譜面を読んで音の再生を
 するような練習とは全く違ったレッスン内容になっていきます。


 生徒のモチベーションがとても上がるので、かなり集中した練習時
 間を持つことにも。ただ音を拾い、流して弾くなどという状態と違
 うので、脳も活性化されてきます。



 さらなるステップアップに繋がる 
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 コンクールに出ることは、他にもいろいろと利点があります。何と
 いっても、ステージに上がって聴衆の前で演奏をすることは貴重な
 体験になるでしょう。他にも聴衆に向かって美しいお辞儀をするな
 ど、将来社会に出てから役立つことと思われる礼儀も身に付いてい
 きます。


 トライする、そして音楽を深く勉強することが、コンクールでの達
 成感に繋がります。良い演奏ができたことの喜びが次へのステップ
 となるのですね。




 次回は、カワイ音楽コンクールについて詳しくお話しします。




 遠山眞理 プロフィール
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 静岡県出身。浜松学芸高校音楽科、武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。
 斎田四方、水谷訓子、善積利津子、中山靖子、守田貞勝の各氏に師
 事。カワイ音楽学園で指導にあたるのと同時にカワイ音楽教室の講
 師も勤める。中部支社地域政策室ピアノ専門講師を経て、本社音楽
 教育部教育指導課ピアノ専門講師となり現在に至る。






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