意美音メルマガバックナンバー

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 こんにちは、ごきげんいかがですか?
 すっかり春らしい陽気となり、花や緑や虫たちが、
 待ってましたと言わんばかりに、毎日せっせと活動しています。

 みなさんも彼らに負けない快調な早春を送っていますか?
 「春眠、暁を覚えず」なんて方はいませんよね!?

 さて今号は、意美音メルマガに届いた質問を取り上げたいと思います。
 これまで、たくさんのご質問を頂戴しました。ありがとうございます。
 今後もメルマガでお答えしていく予定ですので、ご期待くださいね。


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 ◆ 質問1 / かえるの歌って誰が作ったんですか? ◆
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  「かえるの歌」といえば、
  元気な蛙の泣き声が、田植えを終えた里山に響き渡る、
  日本の風情を思い描がかせます。
  けれど意外にも、ドイツの民謡が元になっていて、
  そこに作曲家の岡本敏明さんが詞をつけています。

  一般にみなさんは「かえるの歌」といいますよね?
  でも正式な曲名は、「かえるの合唱」なんですって。
  さらに、文部省唱歌における歌詞を見てみると、
  なんと「ケケ ケケ ケケ ケケ、クウァ、クウァ、クウァ」が正解とか。
  「ケロ、ケロ…」や「ゲロ、ゲロ…」、「ゲゲゲゲ…」で
  教わったという方も、多んじゃないかな?

  「かえるの合唱」を歌う時、
  同じ旋律を後追いして歌った経験ありますよね?
  これは「カノン」といって、中世ヨーロッパの
  教会音楽の中で生まれまた技法です。
  「J.S.バッハ」は、のちにこのカノンを完成域にまで高めています。

  最後に「カエルの日」をお教えしましょう!
  「ケロケロ」との語呂を合わせた6月6日。
  梅雨が大好きなカエルには、ピッタリですね。


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 ◆ 質問2 / ホルンの管の長さは、どこからどこまでを計るの?◆
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  どこからどこまで? とお答えしたい所ですが、
  外観だけで判断するのは、ちょっと難しいかもしれません。

  一般的にホルンには、シングルホルンとダブルホルンがあり、
  管には、360cmのF管(ヘ調)、270cmのB♭管(変ロ調)、2種類があります。
  これらの違いで、長さは変わるのです。

  シングルホルンは、F管、B♭管どちらか一方のみ(360cm or 270cm)、
  ダブルホルンは、F管、B♭管の組み合わせです。
  ちなみに高音域での演奏を行う場合、ダブルホルンにハイF管(180cm)
  を組み合わせたトリプルホルンが使われることもあります。

  それでは、ホルンの成り立ちも紹介しましょう。
  ホルンは当初、楽器としてではなく、
  狩猟に使う信号用の笛として生まれました。
  ですから当時は、動物の角で作っていたため、
  「ホルン=角」という名前がついたようです。

  ホルンは、音が出るラッパ部分(ベル)を、
  観客のいない方に向けて演奏します。
  よーく考えると大変おかしいのですが、
  これには成り立ちが大きく関係しています。
  馬に乗りながらの狩猟でも邪魔にならないよう、
  管を丸めて肩に担ぎ、後方の人にも狩猟の合図が聞こえるよう、
  音の出る部分を後ろに向けた名残りなのだそうです。

  最後に、ウルトラセブンの主題歌の中で、
  「セブン、セブン、セブン、ヴォ〜!!」と、轟くあれこそ、
  このホルンですぞ。




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