意美音メルマガの配信は終了しております。
配信アーカイブ記事を公開中です。
新しい映画音楽の魅力 ビージーズ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。映画音楽の巨匠第2弾はビージーズです。ロックグ ループの彼らがなぜ?と思われるかも知れませんが、ビージーズ は日本で大ヒットした2本の映画の音楽を手掛けた映画音楽の巨 匠でもあるのです。 イギリス出身のバリー、モーリス、ロビンのギブ3兄弟を中心に 結成されたビージーズは、1963年オーストラリアでデビュー。 60〜70年代を通じてポピュラー音楽の本場イギリス、アメリ カも制覇し、その後世界的なビッググループへと飛躍しました。 代表曲は、「ニューヨーク炭坑の悲劇」、「メロディ・フェア」、 「ステイン・アライヴ」、「愛はきらめきの中に」など。どの曲 もハーモニーとメロディーの美しさが際立っています。ヒット曲 も数多くあり、英国においてはビートルズの28曲に次ぐ19曲がナ ンバーワンヒットを記録。5つのグラミー賞にも輝きました。ま た1997年にはロックの殿堂に、さらに2001年にボーカル グループの殿堂、2004年にダンスミュージックの殿堂と、音 楽史上初めて3つの殿堂入りを果たしましたが、2003年に モーリス・ギブが急逝したことにより、グループとしての活動は 終了してしまいました ビージーズの音楽が映画のヒットに大きく影響した2作品を紹介 します。 小さな恋のメロディ(1971年) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ イギリスのパブリックスクールに通うダニエルは引っ込み思案の 美少年。彼にはガキ大将のトムという親友がいました。ある日学 校でバレエのレッスンをのぞいたダニーは、メロディという名の 愛らしい少女に一目惚れをしてしまいます・・・。初恋の甘酸っぱ い物語と、主役のマーク・レスターやトレーシー・ハイドの魅力 でとりわけ日本で大ヒットした作品です。 主題曲の「メロディー・フェア」、「若葉のころ」、そしてオー プニングの「イン・ザ・モーニング」。ビージーズのさわやかな ヴォーカル・アンサンブルが新しい映画音楽のスタイルを開拓し たともいえるこの作品によって、彼らの人気も決定付けられまし た。 サタデー・ナイト・フィーバー(1977年) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ニューヨークの下町に住むさえない青年が、土曜日の夜だけまる で別人のようになり、人々の注目を浴びます。地元のディスコに おしゃれして出掛け、巧みに踊る姿はまるで一夜限りの大スター。 この青年を演じたジョン・トラボルタは本作によって現実に大ス ターになりました。 70年代に入り、人気上昇中のビージーズにこの映画への曲の提 供依頼が舞い込み、超多忙期にありながら彼らは、「愛はきらめ きの中に」、「ステイン・アライブ」、「恋のナイトフィー バー」などの楽曲を書き上げました。この映画の成功と質の高い 楽曲の相互作用により、新たなビージーズイメージを作り上げ、 またその実力を不動のものとしました。 この作品にも注目! 映画「小さな恋のメロディ」では、ビージーズの楽曲以外にも印 象的な曲が挿入されています。映画のエンディングを飾る「テ ィーチ・ユア・チルドレン」がその曲。これは、人気グループの クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのヒット曲。197 0年の全米1位に輝いたアルバム「デジャ・ヴ」に収録されてい て、ウッドストック・フェスティバルに出演した彼らの人気を決 定的にした記念すべきアルバムです
| 利用規約 |