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音楽の分野のハイブリッド ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは。前回は、ハイブリッドについてあれこれ書かせてい ただきました。その中で、音楽分野のハイブリッドといえば「消 音ピアノ」というお話しが出てきましたよね。 おさらいしますと、消音ピアノとは名前の通り「音が消せるピア ノ」のこと。基本的にはアコースティックピアノですが、そこに 消音装置を取り付けることによって打楽器音を消し、デジタル音 源で演奏できるようにしたのが消音ピアノです。 夜間などでも時間を気にすることなくピアノを弾くことができた り、ピアノ以外の音色でも演奏できたりとスグレモノの消音ピア ノ。演奏を聴かれるのはちょっぴり恥ずかしい・・・という人に も最適です。 ピアノであることにこだわりながら、幅広く楽しむことができる 消音ピアノ。従来のタイプからさらに進化した「ANYTIME X」シ リーズを去る10月1日に河合楽器製作所より発表しました。今回 はこのピアノの魅力をたっぷりご紹介しますね。 まさにハイブリッド。ANYTIME X シリーズ誕生 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まず大きく変わったのは、新センシング方式「インテグレーテッ ドハンマーセンシングシステム(IHSS)」を採用したこと。 従来の「鍵盤の動きを読み取る方式」ではなく、ピアノ弦を打弦 する「ハンマー部分の動きを読み取る方式」により、消音時の鍵 盤コントロール性やタッチ感をよりいっそうアコースティックピ アノに近づけることができました。 また従来の消音ピアノでは、音を出したくないときにはヘッドホ ンを装着しなくてはいけませんでした。しかしANYTIME X(ATX-f モデル)にはデジタルピアノのように小音量でも演奏できる 「響板スピーカー」を搭載。 響板スピーカーとは、アコースティックピアノの響板をデジタル ピアノのスピーカシステムとして利用する仕組みで、ヘッドホン を装着しなくてもピアノ全体の響きを感じながら演奏を聴くこと ができ、もちろん音量調節も可能です。 他にも、ATX-f モデルでは、アコースティックピアノの演奏と、 デジタル音源に内蔵したさまざまな楽器音色を重ねて演奏できる 機能も搭載。自分のピアノ演奏と別の音色とのアンサンブルなど も思いのままです。 また、消音演奏時の各種設定を行うコントロールパネルを新たに 「スライド式スイッチパネル」にしたのも特長の一つ(ATX-pタ イプを除く)。演奏姿勢からも見やすく、操作時以外はコント ロールボックス内にスライドして収納できるので、アコース ティックピアノ同様にスマートなシルエットを保つことができま す。 アコースティックピアノならではの豊かな音と響き、デジタルピ アノならではの楽しさ・・・。この両方を備えたカワイの新しい 消音ピアノ「ANYTIME Xシリーズ」は、まさにスグレモノのピア ノといえるでしょう。
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