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 オリンピックから学ぶ〜モチベーションを高める方法(2)
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 こんにちは。


 前回は河合楽器製作所体育事業部の青木倫さんに、モチベーション
 を高める方法の1回目として、モチベーションの維持と向上につい
 て伺いました。今回は前回の続きです。自らの体験を踏まえて、モ
 チベーションを高めるコーチングについて語っていただきました。


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 モチベーションは、選手自身が個々にコントロールしているのです
 が、もう一つ大切なことは、周りにいる人がその個々に合わせた
 コーチングを行うことだと思います。「やる気」や「意欲」を高め
 るための、その選手にあった目標設定することが大切です。


 選手によっては、褒めて伸びる選手、叱って伸びる選手とさまざま
 なので、第三者がかなり気を使わなくてはなりません。叱った後は
 フォローも重要ですし、一人ひとりをよく見て言葉がけをしていく
 ことで、選手のモチベーションは上がったり下がったりします。


 1日のトレーニングは朝、食事前から始まります。コーチの仕事
 は、朝、選手の目や行動、あいさつなどで、今日の選手の体調やや
 る気など判断します。そして、技術だけではなく、精神的にもカ
 バーできるように心がけているのです。


 これは、オリンピック選手だけではなく、皆さんにも必要で大切な
 ものなんです。コーチがいなくても皆さんの周りには、親、友達、
 仕事に仲間がその役割をしてくれています。そしてその人達とのコ
 ミュニケーションが、モチベーションを上げてくれるのです。


 また、自分自身がコーチになり自分を導くことも大切です。何をや
 りたいのか、自分自身で目標設定をすることも大切でしょう。


 さらに言いますと、悲しい顔ではモチベーションも下がってしまい
 ます。鏡の前で笑顔のトレーニングをするのもいいですね。疲れて
 いてはモチベーションも下がるので、栄養と休養をしっかりとるこ
 とはいうまでもありません。そんな時に、適度な運動は疲労を回復
 させます。


 モチベーションを高めるには、「元気で」「明るく」「楽しい」が
 必要です。



 (おわり)



 青木倫 プロフィール
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 1983年から1998年まで河合楽器体操部コーチ。1998年から2002年ま
 で、体操競技ナショナルコーチとしてたくさんの選手を育て、メダ
 ルへと導く。現在は、体育事業部 健康増進室 健康増進課 課長を
 務めながら、日本体操協会審判部・国際審判員として活躍中。






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