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 |特 集| のだめカンタービレに学ぶ、クラシックへの近道(3)
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 こんにちは〜、ごきげんいかがですか?
 日に日に増す寒さと並行して、
 街路樹には落ち葉が目立つようになってきました。
 冬はもうすぐそこまで、来ていますね。

 前回号で紹介した、
 「ショパン国際ピアノ・コンクール」の結果が発表されました!
 18ケ国から総勢80人の若手ピアニストたちが競ったコンクール。
 優勝を手にしたのは、地元ポーランドのラファウ・ブレハッチさんでした。
 日本人では4位に関本昌平さん、山本貴志さんが入賞を果たしました。
 おめでとうございま〜す!

 さて、引き続き「のだめ カンタービレ」と共にお送りする
 クラシックへの近道。今号は、クラシック音楽を生で聴いてみよう!
 をテーマに、コンサートの選び方や、コンサート会場でのマナーなど、
 初コンサートで失敗しないための、お役立ちアドバイスをお届けします。


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       〜 意美音的“クラシックへの近道”〜
     7)コンサート選びに、マニュアルなんてナシ!
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 「のだめカンタービレ」で、クラシックに興味を持ち、
 CDを聴き始めたなら、次は思いきって、コンサートに行ってみよう!
 といきたいところ。 とはいっても、コンサートって色々あって、
 価格や楽曲もさまざま。 どれがいいのか? どう違うのか?
 な〜んて全然わかんないよね〜。

 ですが、意美音流の選択肢は、もっと自由で単純でOKだと考えます。
 例えば、こんな選び方はどうかな? 是非参考にしてみてくださいっ。

◆知ってる楽曲があるコンサートを選ぼう◆
 あの有名なべ−ト−ベンの「運命」でもいいし、
 「音楽の時間に聴いたことある〜」という程度の楽曲でも十分。
 R☆SのCDを聴いた方は、ぜひその楽曲を演奏するコンサートを選ぼう。
 多少なりとも知っていればこそ、
 始めて聴く生演奏とCDとのスケールの違いにも気付くし、
 第一に、知っている=楽しめる、という事につながっていきます。

◆背景を知って気持ちを共感しよう◆
 例えば、ショパンの「革命」は、どういう経緯で作曲されたのか?
 そんな部分を予習すると、曲の解釈がしやすくなりますよ。
 ショパンが音楽の都ウィ−ンで活動していた時、
 故郷ポーランドのワルシャワが、ロシア軍に占領されてしまいます。
 愛する祖国に残した家族を思うやり場のない気持ちが、
 あの激しい「革命」の旋律を生みました。
 そう分かると、とてもすんなり受け入れられるはずです。

◆標題音楽から曲のイメージをつかもう◆
 「のだめカンタービレ」に登場した楽曲の中にもありましたが、
 標題音楽とは、曲の内容を示す題名や説明文が付いている音楽のこと。
 例えばビバルディの協奏曲には、
 春・夏・秋・冬の題名がついた「四季」という曲があり、
 「春」は弾むような旋律、「夏」は小鳥が鳴くように、
 とおおよその想像をつけて聴くことができますね。
 また、べ−ト−ベンの「田園」には、
 「田舎に着いた時の晴ればれとした気分」といった標題(説明文)が
 各楽章ごとにつき、曲のイメージを知ることができます。
 ですから、知らない曲ばかりで困ったら、
 「寝ちゃうといけないから、楽しそうな曲を選ぼう」な〜んて風に、
 標題を参考にするのもいいと思います。

◆身近なところからスタートしよう◆
 高価なお金を出して、有名なコンサートに行くことだけが、
 素晴らしい訳では決してありません。
 身近な場所で開催される手頃なコンサートでも十分素晴らしいですから、
 存分に楽しめるはずです。
 「のだめカンタービレ」な気分で、音大の学園祭をのぞいてみるのも
 賢い方法かもしれませんね。
 普段は気にも留めていなかったコンサート情報に、
 チョッピリ気を配ってみると、意外にも多くのコンサートが、
 身近で開催されている事に気づかされます。
 規模は大小ありますが、演奏を披露する団体やグループは、
 どの地域にもたくさん存在しますし、
 チケットだって1000円程度〜あります。
 始めの一歩は、手の届く範囲から挑戦してみよう。

◆ほかにも、好きな作曲家がいる、友人が演奏する、
 学んでいる楽器がある、イケメン指揮者が気になるなど、
 理由は何でもいいんです。
 大切なのは、生の演奏を自分の耳でしっかり聴いて、
 そこから何でもいいから、自分なりに感じ取ることです。


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       〜 意美音的“クラシックへの近道”〜
      8)マナーを心得た、優秀な観客になろう
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 会場の雰囲気を、守るのも乱すのも、
 全ては、会場に集まった個々のマナーが、大きく左右しちゃう。
 演奏者も観客も、このコンサートを楽しみに集まったのだから、
 お互いに、「今日はいいコンサートだったな〜」と思えるよう、
 最低限のマナーは心得ておきたいですね!

●演奏を妨げる音に対しての配慮を●
 基本的なことだけど、最も重要なこと。
 演奏を妨げる余分な音を発することは、絶対に避けたいですね。
 咳きやくしゃみなどはともかく、
 携帯電話や時計のアラーム、ガサガサとなる紙袋、傘など、
 消すことができる騒音は、事前にシャットアウトしておきましょう。

●時間に余裕を持って出かけよう●
 始まる間際にドタドタとなだれ込むのは、あまりお行儀がいいとは
 言えないよねっ。余裕をもって会場入りし、
 プログラムに目を通すなどの、万全の体勢で望みたい。

●演奏中は席を立たない●
 全てのコンサートに該当する事ではないが、
 基本的には、演奏の途中で席を立つと、
 周囲の人はもちろん、演奏者の雰囲気も乱れますから避けましょう。
 お手洗いなどは、先に済ませておきたいものですね。

●気になる服装ですが、
 「正装で」という指定がなければ、普段着で問題ありませんよ。
 ゆったりとリラックスした普段の自分で聴いてみましょう。


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  「のだめカンタービレ」情報
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 「のだめカンタービレ」の著者・二ノ宮知子先生の公式ホームページ
 



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