意美音メルマガの配信は終了しております。
配信アーカイブ記事を公開中です。
┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬ │□│ コラム ポップミュージックにおけるギター 2 │□│ ┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴ こんにちは。 とうとう今年の夏も終わってしまいましたね。 皆さん、夏を満喫できましたか? ■今日は「防災の日」 昔より“地震・カミナリ・火事・おやじ”と言うように、 天災はいつ・どこでやってくるか分かりません。 特に最近多発している地震や、猛暑・台風・落雷などなど。 天災を防ぐことはできませんが、もし遭遇した時のために 自分の身は自分で守るという心構えを 日々忘れずに身につけておいていたいものですね。 ところで、このところ毎日のように世界各地で起こっている 天災・人災のニュースを見る度に思うことがあります。 災害に遭われた方やその関係者の方を思う「悲しい」気持ちと、 その災害に勇気をもって立ち向かおうとする人々が 必ずそこにいることへの「嬉しい」気持ちです。 互いに助け合う姿、海外から無償の気持ちで駆けつける人々、 人間は愚かで弱いものだなあと痛感する一方で、 愛すべきものなのだなぁと確信します。 ■音楽の持つ力 かつてジョン・レノンは、ベトナム戦争や民族紛争で 何十万人の人間が命を落としていたその時代に、 音楽の力で世界平和を勝ち取ろうと本気で思っていました。 80年代には、世界の貧困に苦しむ人の為、 世界規模のチャリティイベント「ライブ・エイド」が開催されました。 そこに集まったミュージシャンや観客たちは、 多分その音楽の力を信じていたのだと思います。 そのライブエイドから20年後となる今年7月、アフリカの 貧困に苦しむ人々を救う為に、ライブ8(エイト)が開催されました。 今回も素晴らしいミュージシャンやバンドが参加し、 ロンドンや日本など世界の9都市で同日開催されました。 皆さんも、今この混沌とした現代に、人種や民族・宗教の 垣根を越えることのできる唯一のもの、 音楽の持つ力をもう一度信じてみてはいかがでしょうか? 誰も、現実離れした理想主義者などとジョン・レノンを 笑う資格はないのです。しかし「世界平和の為に…」などと 大きなことを言う必要もありません。 J-POPでもクラシックでもジャズでも演歌でも何でもいいのです。 音楽を演る人間はただ純粋にそして本気で演るべきだと思います。 その本気のエネルギーで何かが変わっていくことを 期待しても良いのではないでしょうか。 ■今回のオススメナンバー ライブ8で、イギリスのある伝説的バンドが 奇跡の再結成を果たしました。ピンク・フロイドの創始者であり 25年もの間バンドと袂を分かっていたロジャー・ウォーターズが オリジナル“ピンク・フロイド”としてステージに立ったのです。 60年代中ごろにサイケポップバンドとしてスタートし プログレッシブロックの代表的怪物バンドも、今では皆おじいさん。 年相応にロックを演奏する姿もまたステキですよね。 ♪クレイジー・ダイアモンド(第1部) ピンク・フロイドのアルバム「炎〜あなたがここにいてほしい〜」の 1曲目に収録されているナンバーです。曲自体かなり長いのですが、 充実の演奏とドラマチックなアレンジで長さを全く感じさず、 一気に聴くことができます。 ハイライトは、なんといってもイントロの静かなシンセに絡んで 何気なく始まるデイヴ・ギルモアの泣きのギターソロ。 素晴らしいトーンとフレージング、そして心を揺るがすビブラート、 泣けます。本当に泣けます。ギターがむせび泣いてます! このアルバムは、ピンク・フロイドの初期の中心メンバーで、 精神に異常をきたし脱退してしまったシド・バレットに捧げられたもので、 アルバム自体メロウで穏やかな哀愁が漂っています。 ■おすすめCD情報! ☆ピンク・フロイド 炎〜あなたがここにいてほしい〜 (発売元:東芝EMI 商品番号:TOCP65560 ) ライブ8では、4曲目「あなたがここにいてほしい」が演奏されました。 9月に入りこれからは一雨一雨と涼しくなっていきます。 皆様、体調にはくれぐれも気をつけて下さい。では、また。
| 利用規約 |