解説
『曲種』から

組曲【くみきょく】
suite〔英・仏・伊〕

 いくつかの小曲を、ある意図のもとに集めた器楽曲のこと。バロック時代ではいくつかの舞曲を組み合わせた古典組曲、それ以後は近代組曲が生まれた。近代組曲はさまざまな性格の楽曲を自由に組み合わせたものが多い。ピアノ独奏(ドビュッシー〈ベルガマスク組曲〉、ムソルグスキー〈展覧会の絵〉)から、劇音楽やバレエから編纂された管弦楽組曲(チャイコフスキー〈くるみ割り人形〉、グリーグ〈ペール・ギュント〉、ストラヴィンスキー〈ペトルーシュカ〉)まで数多い。

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