解説
『曲種』から

アリア【アリア】
aria〔伊〕

 元は「空気」「雰囲気」「歌」の意味で、「詠唱」と訳す。オペラ、オラトリオカンタータなどの中で歌われる、器楽伴奏付きの旋律的な独唱曲。通常レチタティーヴォと対をなし、オペラなどの中で叙情的に歌い上げるものをいう。アリアの典型的形式である「ダ・カーポ・アリア」は、A-B-A の三部形式で書かれた。なお、ワーグナー楽劇において、アリアが劇を中断する完結した形式であると見なし、使わなかった。

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