解説
『音楽教育周辺項目』から

ペスタロッチ、ヨハン・ハインリッヒ
【ペスタロッチ、ヨハン・ハインリッヒ】
Johann Heinrich Pestalozzi
〔スイス〕

1746 〜 1827
スイスの教育学者。「スイス国民教育の父」と呼ばれた。実践に基づいた教育論を展開し、明治時代の日本の小学校にも「開発教授法」として導入された。人間すべてに備わっている素質・能力を知性、身体・技術、道徳・宗教の3つに分け、この調和的発達を人間形成の基本と考えた。特に家庭における母と子の愛と信頼の関係こそ、教育の本質であると説いた。主著《隠者の夕暮》。有名な言葉に「生活が陶冶(とうや)する」がある。

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