解説
『音楽史』から

ロココ(音楽)
【ロココ(おんがく)】
rococo〔仏・英・伊〕

 語源はフランス語「ロカイユ rocaille(小石、岩石の築山)」。元は美術用語。フランスでルイ15世の室内装飾や家具の渦巻き模様などの、華美で装飾的な様式を指した。音楽では18世紀半ば、後期バロックから古典派への過渡期にあった様式の一つ。中でも軽快で優雅、和声的に平易でサロン的なスタイルを持つ「ギャラント・スタイル」は、フランスを中心に栄えた。フランスではクープランラモー、ゴセックなどの作曲家がいる。また、イタリア、ドイツといった国々でももてはやされた。

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