解説
『一般』から

リート形式
【リートけいしき】
Liedform、song form
〔独〕〔英〕

歌謡形式、唱歌形式。形式で最も単純なものを指す。一部形式、二部形式、三部形式など。リートだけでなく、器楽曲の形式としても用いる。
(1)一部形式
  8小節(大楽節)で1つのまとまりをなす形式で、4小節(前楽節)+4小節(後楽節)に分けられることも多い。形式としては最も単純で、民謡や童謡に普通に使われる。また、大曲の一部分のメロディが一部形式をなすこともある。
(2)二部形式 
  8小節の大楽節×2部分(計16小節)からなる形式。本質的には「A-B」だが、BをAとかけ離れたものにすることは少なく、 《画像》 の形が多い。また〈おお牧場はみどり〉のように、a - a’ - b - b’ の形も用いられる。
(3)三部形式
  8小節の大楽節×3部分からなる形式で、「A-B-A」という型をとる。A で提示をし、Bはそれと対照的な部分、そしてまたAの再現。Bではメロディの感じや調を変えることでAとの対照を生む。

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