解説
『一般』から

転回【てんかい】
inversion〔英〕

音の上下の関係を置き換えることで、次の3つがある。

(1)音程の転回
 音程を構成する2音のうち、高い方を1オクターヴ下に、または低い方を1オクターヴ上に移行すること。もとの音程を原音程、新しい音程を転回音程という。
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 これにより、長音程⇔短音程、増音程⇔減音程、完全音程⇔完全音程(これだけは変化しない)のように入れ替わり、度数も1⇔8、2⇔7、3⇔6、4⇔5、のように入れ替わる。

(2)和音の転回
 根音以外の音をバス(最低音)にする配置のこと。「転回位置」とも呼ばれる。→転回位置

(3)旋律の転回
 メロディの音の動きを、鏡に映したように反対に置き換えること。上行を下行に、下行を上行にするなどの操作をいう。
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