解説
『音楽史』から

国民楽派
【こくみんがくは】
nationalist school
〔英〕

 19世紀半ばから20世紀初頭に、西欧音楽の主流をなしてきた国々(イタリア・フランス・オーストリア・ドイツ)以外で、次々と民族的一体感に根差した音楽の傾向が起こったことを指す。ロマン派音楽の一形態で、ロシア5人組、チェコのスメタナドヴォルザーク及びヤナーチェク、ノルウェーのグリーグ、フィンランドのシベリウスらが代表的作曲家である。

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