解説
『音楽史』から

マンハイム楽派
【マンハイムがくは】
Mannheim school
〔英〕

 18 世紀半ばから後半にかけ、ドイツ西南部マンハイムを中心に活動した楽派。前古典派に属する。作曲家ヨハン・シュターミツを中心として、息の長いクレッシェンド、急激な f や ff 、アレグロプレストなどのめざましい速度、一気に駆け上がる分散和音(「打ち上げ花火」風といわれる)の主題など、音楽を古典的ダイナミズムの方向へ発展させた。ウィーン古典派へ多大な影響を与えた。

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