解説
『音楽史』から

ブフォン論争
【ブフォンろんそう】
Querelle des Bouffons
〔仏〕

 1752年〜1754年にかけてパリで起こった、フランス音楽とイタリア音楽の優劣論争。フランスのリュリオペラと、その幕間劇だったイタリアのオペラ・ブッファペルゴレーシ〈奥様になった女中〉の優劣論争がきっかけとなった。結局イタリアのオペラ一座の強制退去で決着するが、その後オペラ・ブッファをきっかけに1750 年代後半にフランスにも本格的なオペラ・コミックが生まれ、フランス古典音楽は衰退の一途をたどった。

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