解説
『音楽史』から

アルス・ノヴァ
【アルス・ノヴァ】
ars nova〔ラ〕

 「新しい技法」の意で、14世紀フランスの音楽の傾向で、F. ヴィトリの理論書《アルス・ノヴァ》にちなむ。リズム法が13世紀より複雑・精巧になり、完全音程の平行進行を禁じて3度6度の平行を許すなど、対位法にも新傾向が現われる。ギヨーム・ド・マショーが代表的作曲家である。

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